あるハンドクリームの商品売れ行き調査で面白い結果が出ました。
同じ商品の増量サイズ(確か1.2倍)と普通サイズ(増量サイズでない商品)とは同じ値段ならその販売個数が大きく変わることです。
当然ながら増量とそうでないものが同じ値段で隣どうしなら増量が売れます。
そこで実験をしてみました。今度は普通サイズの商品を小さなサンプルと商品の説明用小冊子を付けラッピングし、見た目のボリュームを少し出してみました。
すると今度は増量品よりも普通サイズにラッピングした方ばかりが動きだしたのです。ラッピングした商品とはいえ、中身は小さなサンプルと小冊子(これは無料で配布するもので同じ場所にも置いてある)だけです。当然、増量サイズの方がお買い得なはずなのに・・。
よく言う話ですが、「商品の場所を変えただけでも売り上げが大きく変わる」、これと同じでしょうね。私も経験がありますが、あるカテゴリーの場所を変えたら、5分の1になってしまったので、すぐに戻したらまた5倍に戻ったということがありました。
日用雑貨品はあまり関心やこだわりを持ち買い物する商材でないので、あまり考えずとっさの判断で購買してしまうからですが、あらためてセルフ商材店での“見せる店頭づくり”の重要性を感じました。